建設会社の未来を支える事業承継

役員になるとは、どういうことなのか?

役員になるとは、どういうことなのか?

取締役(役員)とは何か?

取締役(役員)とは、会社の経営を担い、その結果に責任を負う立場の人を指します。

従業員が与えられた業務を遂行する立場であるのに対し、取締役は会社の方向性を決定し、重要な経営判断を行う立場にあります。



経営判断が求められる立ち位置


建設業においては、

・資金繰り
・人員配置
・安全管理
・工程管理
・品質管理
・契約締結
・取引先との交渉
・クレーム対応

など、多くの経営上の判断が求められます。

特に建設業は一件あたりの契約金額が大きく、多くの協力会社や従業員が関わるため、経営判断が会社の存続や取引先へ大きな影響を及ぼすことがあります。

そのため取締役には、単なる現場経験や事務経験だけではなく、会社全体を見渡しながら判断する能力と責任が求められます。

そして、これは一朝一夕でできるものではありません。ここに経営経験を建設業許可で求める理由があります。



従業員の給与と役員報酬との違い

また、取締役に支払われる役員報酬は、従業員の給与とは性質が異なります。

従業員の給与が労務の対価であるのに対し、役員報酬は会社経営を担い、その成果や責任に対して支払われるものです。

また、経営者の責任として従業員への給与をまず支払う義務を負います。役員報酬よりも従業員給与を優先する仕組みになっています。

逆の見方をすれば、業績が上がられれば、役員報酬も引き上げていくことも可能です。業績の向上=的確な経営判断とみなされるためです。

役員は会社全体をどうするのかを常に問われるのに対して、従業員は経営者が決めた方針に沿って労務を提供していくことが求められています。



5年以上の経営経験の意味

建設業許可で経営業務管理責任者(経管)の要件として一定期間の役員経験が求められるのも、こうした経営上の判断や責任を実際に経験していることが重視されているためです。

建設業承継では、単に後継者を役員に就任させるだけではなく、

実際に経営へ関与し、経営者としての経験を積ませていくことが重要になります。

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事業承継は、会社を引き継ぐことではありません。

人を育て、技術を受け継ぎ、会社を守り、未来へつないでいくことです。

その未来を考えるとき、建設業許可、会社法、株式、経営事項審査、公共工事、財務など、さまざまな制度や選択肢があります。

私は、それらの制度を勧めるために情報を発信しているのではありません。

それぞれの制度には目的があり、会社にもたらす利点もあれば、負担や課題もあります。

だからこそ、「何を選ぶべきか」ではなく、「自社にとって何が最善なのか」を考えることが最も大切だと考えています。

このホームページでは、制度の趣旨や実務だけでなく、その選択が会社の未来にどのような影響を与えるのかを、できる限り分かりやすくお伝えします。

建設業の事業承継を通じて、10年後、20年後も地域から信頼される建設会社を築くために。

その未来を考えるための判断材料として、このホームページがお役に立てれば幸いです。

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