建設会社の未来を支える事業承継

営業所技術者に関する問題点

営業所技術者に関する問題点

なぜ、営業所技術者の常勤が許可要件とされるのか?

営業所技術者とは、建設工事を技術的に適切に遂行できる体制を確保するために置かれる技術的責任者です。


建設業では経営管理だけでなく、工事品質や安全性を確保するための技術管理も重要であることから、一定の資格や実務経験を有する営業所技術者の配置が求められています。

建設業承継では、経営業務管理責任者が「経営の承継」を担うのに対し、営業所技術者は「技術の承継」を担います。

後継者育成だけでなく、技術者育成も早期から進めておくことが重要です。

以下、承継に際し、問題の原因となる点をいくつか挙げていきます。



特定の技術者への依存


長年同じ技術者へ依存している会社では、

・退職
・高齢化
・病気

などによって、許可維持へ影響が出る場合があります。特定の資格者がいると、どうしても惰性でその状態が続いてしまいます。


建設業の承継は、経営者のみならず技術者の面でも新陳代謝が求められます。



若手技術者が育っていない

人手不足もあいまってなかなか若手が入らない、あるいはすぐに辞めてしまうケースも多いかと思います。

しかしながら、営業所技術者は建設業許可の重要要件の一つです。後継者のみならず、同世代の社員の現場経験、資格といったものが会社としての資産となります。

資格取得の積極的な奨励などでも若手のバックアップをはかる意義は大いにあります。



技術者の配置が厳しくなる

工事規模や受注状況によっては、技術者配置に無理が生じる場合があります。

営業所技術者の要件を満たせる人材が複数名いれば、ある程度の規模の現場、あるいは複数の現場での施工がしやすくなります。

技術者の層があつくなっていけば、将来的に元請として算入、あるいは公共工事参入も視野に入れることも可能です。

技術者層の厚みは、売上高にも良い影響を及ぼします。


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事業承継は、会社を引き継ぐことではありません。

人を育て、技術を受け継ぎ、会社を守り、未来へつないでいくことです。

その未来を考えるとき、建設業許可、会社法、株式、経営事項審査、公共工事、財務など、さまざまな制度や選択肢があります。

私は、それらの制度を勧めるために情報を発信しているのではありません。

それぞれの制度には目的があり、会社にもたらす利点もあれば、負担や課題もあります。

だからこそ、「何を選ぶべきか」ではなく、「自社にとって何が最善なのか」を考えることが最も大切だと考えています。

このホームページでは、制度の趣旨や実務だけでなく、その選択が会社の未来にどのような影響を与えるのかを、できる限り分かりやすくお伝えします。

建設業の事業承継を通じて、10年後、20年後も地域から信頼される建設会社を築くために。

その未来を考えるための判断材料として、このホームページがお役に立てれば幸いです。

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